カンボジア発大人気ファッションブランド「SUSU」の工房を見学してきました。
こんにちは(o A o)
TNKトラベルシェムリアップ支店の久保です!
今回は「SUSU」というカンボジア発のファッションブランドの工房見学に行ってきたので、その様子を写真満載でお伝えします。
午前9時過ぎに市内中心部の弊社オフィスから出発。
弊社ガイドのChanさん(右)のバイクに乗せてもらいました。
カンボジアは日差しやら砂ぼこりやらがハンパないので安定の完全防備です。
SUSUの工房はシェムリアップから少し離れた村にあるため、わたしは今回はバイクでしたが、観光で行かれる方はトゥクトゥクで行かれることをオススメします。
道中の風景はこんな感じ。
シェムリアップと首都プノンペンを繋ぐ国道6号線をひたすら直進していきます。
日差しはきついですが、風が気持ちいい~。
生え際の後退を感じる23歳の夏。
大きな町を離れるとどこもこんな感じです。
田舎の風景は好きなので、退屈しなかったです。
そんな感じでシェムリアップから約40分ほど走ると、左手にこんな看板が現れます。
SUSUコミュニティファクトリー。
そんなに大きな看板ではないので見逃さないよう要注意です。
看板のところを入っていくとこんな感じの役所があるのですが、こいつはスルーして裏側に回ります。
さっきの役所のすぐ裏側にあるのがSUSUの工房です。
SUSUというブランドは元々「かものはしプロジェクト」という、子どもの買春問題に取り組むNPO法人の活動の一環としてうまれました。
カンボジアにおいてはコミュニティファクトリー(工房)の運営を通じて、村の貧困家庭で育った女性に対し雇用創出を中心とした自立支援を行っています。
簡単に言うと、『教育の機会に恵まれなかった女性たちに素敵な商品を作ってもらいながら、より良い生活を送るための学びを提供する場』を運営しています。
こちらはSUSUの工房案内人、橋本さんです。
※抱えている赤ちゃんは橋本さんの息子さんではありません
橋本さんにプロジェクトや工房について色々な話を聞きながら、案内してもらいます。
工房内には託児所のような施設があり、小さい子どもがいる女性でも安心して働くことができます。
さきほどの赤ちゃんは工房で働く女性の子どもです。
ちなみに産休制度もあるそうです。
どこまでも働く人たちにより沿った工房ですね。
こちらは給食を食べたり休んだりするためのスペースです。
面白い形の机がならんでいました。
工房にはショップも併設されており、工房見学で商品ができる過程を見た後に購入できるようになっています。
SUSUの商品はその多くに「いぐさ」が使われています。
上の写真のカバンとポーチの底部分、カラフルなキーホルダーもいぐさで作られています。
そしてこちらが大人気のいぐさサンダルです。
宍倉先輩が履いていますが、デザインも素晴らしいですが、履き心地も最高だそうです。
ショップ内で発見したこちらの写真。
なんと歌手の倉木麻衣さんもSUSUの工房を訪れたことがあるそうです。
ショップに関してはシェムリアップ市内にもあるので、商品だけを買われたい方は是非そちらにてGETしてください。
詳しくはこちらをチェック♪
商品も確認したところで、実際にどのように商品が作られているかを見てみましょう。
まずは染色の工程から。
こちらが染色前の「いぐさ」です。
出来上がったものしか知らなかったので新鮮でした。
よく乾燥させたいぐさをこんな感じの鍋に突っ込んでぐつぐつと染色していきます。
染色に使われている染材は天然の素材なので安心です。
まきで沸かしています。
ガスなんて便利なものはカンボジアにはありません。(嘘)
そして染め上がったいぐさがこちら。
さっきより赤っぽくなっていますね。
この色はまだ実験段階だそうです。
こちらの青も染められたいぐさです。
とても鮮やかな色ですね。まっさお。
全部が全部染められる訳ではなく、そのままの色のものも使われます。
そして実際に商品に使われるいぐさたちを検品?していきます。
長さや太さが不十分だったり、染まり具合が悪いものを除いていきます。
そしてOKが出たいぐさたちを編んでいる様子がこちら。
先ほどのサンダルに使われる、3mほどのゴザ的なやつを手作業で編んでいきます。
久保も体験させてもらいました。
見ているぶんには簡単そうなのに、やってみると全然できませんでした…
ちゃんとやり方を教えてくれるのですが、彼女たちのようにスムーズには一生できない気がしました。
こちらはサンダルなどに使われる革や布の加工。
一つひとつ形の違う革にどう切ると無駄がないか書き込んであり、それに沿ってカッティングしていきます。
このような繊細な作業もすべて手作業で行われています。
そしてこちらがミシンチームです。
ミシンチームに一番多くの人員が投入されています。
この工房で使われているミシンは、日本でもう使われなくなった古いものを譲ってもらっているそうです。
久保は中学で受けた家庭科の授業を思い出しました。
女性たちの姿勢は真剣そのもの。
集中力を必要とする作業に真摯に取り組んでいました。
時には周りの人と談笑している姿も見られて、楽しく働いている様子が伺えました。
こちらは仕上げチェックチーム。
完成した商品が出荷可能なレベルかどうかをチェックし、不備などがあれば修正を行います。
こうした一連の工程を経て、OKが出た商品たちが店頭に並ぶという訳です。
久保がSUSUの凄いなと思うところは商品の品質へのこだわりです。
デザインに関してもそうですが、本当に良いと思える質の高い商品を作って、作り手の自信に繋げたいという想いがあるそうです。
それを強く感じられる工房見学でした。
工房見学の後は、11時からの給食を一緒に頂きました。
SUSUコミュニティファクトリーでは、給食も作っており、メニューはここで働く女性たちが考えた栄養バランスのよい献立になっています。
メニューを考えることで栄養に関する知識などの食育にも繋がっているそうです。
こちらがこの日のメニューです。
なんと言えばいいんですかね、、野菜炒め・・・?
牛肉、ニンジン、ピーマン、ゴーヤなどを炒めたものです!
ご飯と一緒に頂きます。
信じるかどうかはお任せしますが、めっちゃ美味しかったです。
とても優しい味付けで(薄いという意味ではない)、一緒に食べたChanさんもかなり気に入っていました。
うまいうまい言いながら食べていると、可愛いお客さんが登場。
全然人見知りしない子で、お母さんが食べている間たわむれてました。
久保は子ども好きなのですが、接し方がわからずオドオドしてしまうタイプの人間です。
そんな感じで楽しい時間を過ごしてきました!
SUSUコミュニティファクトリーは予約すればどなたでも見学可能です。
以下の3つのプランから、好きなものをお選びいただけます。
今回久保が参加したのは、工房案内のみの”ぷらっと”プランになります。
”じっくり”では工房で働く女性の家庭訪問、そして”つくって”ではヤシの葉でボックスを作る体験ができます。
そしてTNKトラベルでは工房案内と食事のついた”ぷらっと”プランと、工房近くのベンメリア遺跡という、アンコールワットの次に人気な遺跡に行くツアーを催行しています。
カンボジア発ファッションブランドSUSU工房見学&ベンメリア遺跡観光ツアー
《工房について》
名前:SUSU コミュニティファクトリー
見学可能時間:8:30~11:00、14:30~16:30
定休日:土日、祝日
ロケーション:Sout Nikum Sistrict, Siem Reap
(https://goo.gl/maps/ets7SHABN7P2)
また、SUSUの商品は日本からもお買い求めいただけます。
詳しい商品情報等はSUSUのホームページからご覧ください。
長々とお付き合いくださりありがとうございました!
シェムリアップより久保でした。
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